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日常とか技術とか

組み込みAndroidの本が出ます

ようやく公表できるようになったので本の告知など。

共著で組み込みAndroidの入門書を書きました。発売は12/23あたり。

基礎から学ぶ 組み込みAndroid
坂本 俊之 出村 成和 渡邊 昌之
シーアンドアール研究所
売り上げランキング: 19636

概要

基本的には、BeagleBoard-xM + Froyo(Android 2.2)を利用して組み込みAndroidをやってみよう、という内容。なので、Androidの成り立ちや構成、BeagleBoard-xMでFroyoを動かす方法、Androidアプリケーション開発の手法などが掲載されている。

ただ、「BeagleBoard-xMでAndroidが動きました。おしまい」では、BeagleBoardで動かす意味があまり無いので、BeagleBoard-xMでAndroidを動くようになったあと、外部ハードを接続して外部デバイスを制御する実例も掲載されている。

ターゲットとしては、理系学生さんやAndroid組み込み初心者を想定。

目次

  • CHAPTER01 組み込みAndroidの概要
  • CHAPTER02 組み込み開発に必要な準備
  • CHAPTER03 アプリケーション作成の基礎
  • CHAPTER04 AndroidSDKによるハードウェア制御
  • CHAPTER05 AndroidNDKによるアプリケーション作成
  • CHAPTER06 Androidのハードウェアへのポーティング
  • CHAPTER07 デバイス制御ライブラリの作成
  • CHAPTER08 Androidの内部構造
  • CHAPTER09 赤外線リモコンを使ったAndroidの制御
  • CHAPTER10 Webカメラを使った赤外線カメラ
  • CHAPTER11 GPSレシーバを使った地図の表示
  • CHAPTER12 オーディオ出力を使ったロボット制御
  • CHAPTER13 WebViewを使ったキオスク端末

目次には書かれてないが、執筆中は基礎編と応用編と分けて執筆していた。

基礎編(CHAPTER01〜08)は、組み込みAndroidに必要な知識、手順の解説をメインに、応用編(CHAPTER09〜13)は基礎編の知識をベースに外部デバイスを接続して何かを創ろう、といった内容になっている。

以下、基礎編、応用編について。

基礎編(CHAPTER01〜08)

先にも書いたが、内容はAndroidの仕組みから始まり、BeagleBoard-xMでFroyoを動かす方法、Androidのアプリケーション開発について解説している。アプリ開発に関してはEclipseのインストールから順にアプリケーションの開発手法について書かれている(入門書ですから)

Androidアプリケーション開発の解説があるといっても、内容はAndroid FrameworkやLinuxカーネルなど比較的低レイヤーの解説も多い。もちろんNDKやNEONにも触れている。組み込み本ですから。

あと、Linuxカーネルの話が出てくるといっても、Linuxカーネルの説明やビルド方法などが登場する程度なので、ティープは話は出てない(ディープな人には物足りないかも)

本書は入門書なのでInside Android的は話はあまり登場しない。ニーズがあればそういう本が出版されるかもしれないけど、OSのバージョンアップのペースが速すぎるのでなかなか出せないのでは、という気もする。

応用編(CHAPTER09〜13)

先にも書いた通りBeagleBoard-xMでAndroidが動くようになったのはあくまで入口に立っただけの話。これを使っていろんなデバイスを接続して制御してみましょう、というのが応用編の目的。

本書では、これらが該当する。

  • CHAPTER09 赤外線リモコンを使ったAndroidの制御
  • CHAPTER10 Webカメラを使った赤外線カメラ
  • CHAPTER11 GPSレシーバを使った地図の表示
  • CHAPTER12 オーディオ出力を使ったロボット制御
  • CHAPTER13 WebViewを使ったキオスク端末

WebViewのキオスク端末、USB接続のWebカメラを制御から、ロボット制御の話まで。 ちなみにロボット制御は、半田こてを握ってロボットを作成するところから始まるという本格派(おいらにゃ無理です、半田づけ苦手なので…)

まあ、半田付けが苦手な人でも大丈夫なように、CAPTER 10,11,13は半田づけ不要、市販デバイスで作成できる内容となっている。これらで行っている事は、今後Androidを利用して機器を制御する際のサンプルとしていろいろ役に立つのでは、と。

そういう意味では、情報系、電気電子系の学生さんなどには、様々な研究に応用できる気がするのだが。

最後に

価格がちょっと高め(4410円)ですが、よろしくお願いします。

基礎から学ぶ 組み込みAndroid
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